本物のみかんを見立ててつくる、手のひらサイズの蒲郡。 水平線からのぼる一房の朝日から、竹島に架かる皮の橋まで。 皮をむけば、そこは小さな三河湾です。
このまちに、ねんども模型もありません。あるのは、本物のみかんだけ。 皮は橋になり、道になり、湯船になる。房は舟に、岩に、観客席に。 白い綿は干潟や雲海に、果汁は海や湯になる。
「見立てる」とは、あるものを別のなにかに見なすこと。 みかんの部位をよく見つめ、蒲郡の名所へと化けさせていく。 田中達也さんのミニチュアの世界を、みかんひとつで旅するように。
みかんワールドの入口。皮の橋、くり抜きの水槽、夜空にひらく房の花火。
写真もリールも、タップで大きく。行ってみたい場所を、みかんのミニチュアで探してみてください。